先輩看護師の実習記録インタビュー
先輩看護師の実習記録インタビュー

第1回 成人慢性期

今回インタビューを受けてくれた先輩
Sさん
・お住まい:愛知県
・年齢性別:30代男性
・対象実習:成人慢性期

先輩看護師の実習記録インタビュー

成人慢性期の実習は、学生にとって苦労することが一番多い実習ではないかと思います。Sさんは、どのような点が大変でしたか?

実習中の苦労もいくつかあったのですが、そもそも成人看護学の実習なのに、担当した患者さんが90代の男性だったことです。複数の疾患を併発していて、ターミナルケアのような感じ。対象年齢が【成人期】ではないのに、担当の先生から、「成人期としての特徴は?」というむちゃブリに近い質問をされたり…。

やだ~!ほんとむちゃブリー!!
先生からのその質問には、どのように対応したんですか?

全然わからなかったので、先生に正直に言いました。先生は、「老年期も広い目で見れば、成人期に当たると考えられる。共通する部分があるのでは? そこを見つけて。」と指導してくれました。でも、そもそも高齢者特有の他の疾患も併発しているので、なかなか難しかったですね。  看護計画においても、結局年齢がいつもハードルになってしまって…。成人看護学の実習じゃないみたいですね(笑)。

う~ん
計画の立案は、みんなが悩むところですよね。

僕の場合、立案自体は、そんなに苦労しなかったんです。でも、計画してもやはりご本人が高齢で複数の疾患を抱えていることが、ネックになってしまうんです。つまり、体力が持たないから、立案したケアがおこなえない、という事態に直面したんです。

ああ、なるほど。当然そうなりますよね……。その時、Sさんはどのように対処したんですか?

優先順位を決めていきました。特に、そのケアをおこなう根拠や年齢を意識して決め、指導者さんと相談した上で、どのケアを実施するか決めていくようにしました。【根拠があった上での優先順位】というところは、指導者さんから褒められましたね。看護計画には、そもそも根拠がつきものですが、こういった場合の優先順位においても同じだと思います。

そうですね。指導者さんの第一声は「根拠は?」が定番ですもんね。
他に苦労されたことはありますか?

ご家族とのコミュニケーションですかね。ご家族がお仕事を持っていらっしゃったり、お忙しかったりすると、来院はされるけど、ご本人の顔見て、洗濯物取り替えて、即お帰りになってしまうご家族、意外と多くいらっしゃいますよね。そういう場合、ご家族とゆっくりお話しするチャンス自体がやってこない……。

なかなか声がかけづらいですよね。
そこはどのように対処されたんですか?

ご家族の帰りがけに、「5分くらい、お時間いいですか?」とか「2、3質問させて頂けないですか?」と、具体的な時間が想定できるようなお願いのしかたをしました。 あと、自分一人で声をかけないで、指導者さんと一緒にお願いに行くことも大切ですね。

なるほど~!
実習の意図をご理解頂く、という意味合いも込めて、ということですね。

そうです。ご家族も実習の対象となって頂くことに、ご了解をしてくださっているので。そうやってお願いをすると、「じゃ、5分くらいなら……。」というようなお答えを頂けることが多かったと思います。 患者さま自身は、逆にたくさん時間がある方がほとんどなので、ゆっくりコミュニケーションをとることができるんですけどね……。

学生さんの中には、「患者さまとのコミュニケーションが一番苦手」というタイプの方のほうが、多い印象ですが。

ああ、同じグループの20代のメンバーは確かに悩んでたかも……。僕は社会人の経験もあるので、サラリーマン時代の経験が生かせた部分かもしれません。

そうなんですね!
具体的に教えて頂けますか。

患者さまとの円滑なコミュニケーションには、患者さまの病気や看護以外の話題をもつことが必要だと思います。小児実習の時、みんな、アンパンマンのイラストを描いたり、その子が好きなアニメの情報収集をしたりしたのではないでしょうか。大人の患者さまでも同じだと思うんです。 僕の場合は、担当した患者さまが沖縄出身の方だったので、沖縄の方言をネットで調べて、いくつかの使えそうな単語を覚えました。その方言を使って話したところ、患者様が喜んでくれて、他の方言を教えてくれて……距離が縮まったな、と感じた瞬間でしたね。 これをきっかけに、他の実習の時でも、患者さまの趣味についてネットで調べて、会話のきっかけにするようにしました。概要だけでいいんですよ、詳しく調べる必要はないです。 患者さまの多くは、ぼくたちより先輩の方が多いですから、趣味のことなどについて「教えてください」と言うと、生き生きと話してくださる方が多いのではないでしょうか。

確かに、自分の好きなことについて聞かれると、誰でも嬉しいものですよね。最後に質問になりますが、Sさんにとって、「臨地実習」とは、どんな経験ですか?

実習は確かに重要な勉強の場ではありますが、実習で起きていることがすべてではないように感じます。実習中、目の前で起きていることについて、自分で「考えること」が大事だと思いますね。 たとえば、ケアをする時も「できた」「できない」ではなくて、「なぜ、できたのか?」「なぜ、できなかったのか?」を、その時の指導者さんと一緒に考えることも大切だと思います。また、できなかった時は、空いている部屋を借りて練習してみたり、ペアを組んでいる相手としっかり話し合って、その理由を追及することが大切だと思います。

根拠が大切、看護計画の時と同じですね。やはり根拠なくしては、看護は語れない、ということですね。ありがとうございました。

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