看護師 実習レポート

■かんごシカのシっカり国試解説!

今月はパーキンソン病に関する問題じゃ。

■ 今月の問題

パーキンソン病では転倒しやすくなるから…

正解は④よ。
パーキンソン病は、筋固縮、振戦、無動が主な症状なの。
歩行時には、すくみ足(はじめの一歩がなかなか出ない)、小刻み歩行、突進歩行、姿勢反射障害などがみられ、転倒しやすくなるのよ。

その通り。
詳しく解説するぞ。



【解説】

病態は、基底核(中脳黒質、橋青斑核)の変性によって錐体外路が障害される。また、神経伝達物質のドパミン(カテコラミンの前駆物質)が減少し、相対的にアセチルコリンが優位な状態になるぞ。

症状は、錐体外路が障害されることによって、仮面様顔貌、安静時振戦、筋固縮、無動、姿勢・平衡機能障害が生じるの。また、ドパミンの不足によって、様々な自律神経障害(便秘・排尿障害・起立性低血圧、発汗障害など)がみられるのよ。

治療はレボドバを主体とする薬物による対症療法のみで、疾患は徐々に進行するよ。
看護にあたって、その重症度分類が重要となってくるんだね。

あら、やるじゃないかんごシカちゃん!!

パーキンソン病の重症度分類をまとめてみたぞ。
ホーン‐ヤールの重症度分類 生活機能障害度
(厚生労働省異常運動疾患調査研究班)
StageⅠ 症状は一側性で、機能的障害はないか、あっても軽微である。 Ⅰ度 日常生活、通院にほとんど介助を要さない。
StageⅡ 両側性の障害があるが、姿勢保持の障害はない。
日常生活、仕事は多少の障害はあるが行いうる。
StageⅢ 姿勢保持障害がみられる。
活動はある程度制限されるが、職業によっては仕事が可能である。
機能の障害は軽度ないし中程度であるが、一人での生活が可能である。
Ⅱ度 日常生活、通院に介助を要する。
StageⅣ 重篤な機能の障害を呈し、自力のみによる生活は困難となるが、支えられずに立つこと、歩くことはまだどうにか可能である。
StageⅤ 立つことも不可能で、介護なしではベッドまたは車いすにつきっきりの生活をしいられる。 Ⅲ度 日常生活に全面的な介助を要し、歩行・起立不能。
注)厚生労働省特定疾患対策の治療対象疾患として認定されるのは、ホーン‐ヤールの重症度分類StageⅢ以上、生活機能障害度Ⅱ度以上。

レボドパは、投与された5%以下が脳に移行して、ドパミンに転化して作用するけど、効果が短く、吸収時に食事の影響を受けやすいことから、1日を通して血中濃度を安定に保つことが難しいの。
長期間投与していると運動機能に日内変動がみられることがあるわ。

◎不随意運動(ジスキネジア):自分の意思とは関係なく、舌を出したり引っ込めたり、手足が動いたりしてしまう現象
◎ウェアリング-オフ現象:レボドパの効果時間が短縮する現象
◎オン-オフ現象:予期しない時点で効果が消失する現象

などがみられるんじゃ。

■ 類似問題【第106回PM92】

パーキンソン病による排尿障害で残尿があると考えられるわ。自律神経系の症状のひとつなの。選択肢4の骨盤底筋群の筋力低下は腹圧性尿失禁の要因であり該当しないわ。

正解は①

■ 類似問題【第104回AM70】

パーキンソン病患者は、口唇・舌・喉頭の筋固縮により、誤嚥や残留などの障害をおこしやすいの。
そのため、口の中の食べ物を飲み込んだことを確認して急がず落ち着いて食事をすることが大切なのよ。
きざみ食にすると、口腔内に細かい粒が広がって食塊形成がうまくできないの。

正解は④

■ 類似問題【第102回PM103】

レボドパの副作用で不随意運動(ジスキネジア)を生じることがあるので、選択肢2の説明が正しいわ。
その他の副作用として、耳鳴り、血小板の減少、貧血などがあるの。

正解は②



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