2006年(第95回) 看護師国家試験 午後

<長文問題> 次の文を読み〔問題76〕、〔問題77〕、〔問題78〕に答えよ。22歳の初産婦。妊娠40週2日、午前1時30分に陣痛が発来し、会陰切開術後、午後2時15分、吸引分娩で3400gの女児を出産した。分娩直後から縫合部の痛みを訴えている。出生6時間後、新生児の頭部に骨縫合線を越えない直径5cm大の緊張性のある腫瘤がみられた。

問題76 : 腫瘤の消失時期はどれか。

  • 1. 12時間
  • 2. 2~3日
  • 3. 1週
  • 4. 1~2ヶ月

<長文問題> 次の文を読み〔問題76〕、〔問題77〕、〔問題78〕に答えよ。22歳の初産婦。妊娠40週2日、午前1時30分に陣痛が発来し、会陰切開術後、午後2時15分、吸引分娩で3400gの女児を出産した。分娩直後から縫合部の痛みを訴えている。出生6時間後、新生児の頭部に骨縫合線を越えない直径5cm大の緊張性のある腫瘤がみられた。

問題77 : 産褥1日。体温37.2度、脈拍数104/70mmHg。母子同室が開始された。翌朝「とても疲れました。赤ちゃんが気になってあまり眠れませんでした。傷も痛いし、お小水もすっきりしません」と涙ぐんでいた。対応で適切なのはどれか。

  • 1. 「しばらくすれば傷の痛みはよくなります」
  • 2. 「ひとまず赤ちゃんを預かりましょう」
  • 3. 「尿を管で取ってすっきりしましょう」
  • 4. 「慣れるまで頑張りましょう」

<長文問題> 次の文を読み〔問題76〕、〔問題77〕、〔問題78〕に答えよ。22歳の初産婦。妊娠40週2日、午前1時30分に陣痛が発来し、会陰切開術後、午後2時15分、吸引分娩で3400gの女児を出産した。分娩直後から縫合部の痛みを訴えている。出生6時間後、新生児の頭部に骨縫合線を越えない直径5cm大の緊張性のある腫瘤がみられた。

問題78 : 生後5日。体重3160g、体温37.3度、呼吸数36/分、心拍数130/分。便は黄色泥状で粘液を含み甘酸っぱい臭気がある。皮膚は乾燥し、亀裂と落宵がある。股関節を開排するとクリックサインがある。生理的な状態を逸脱しているのはどれか。

  • 1. 体重減少
  • 2. 便の性状
  • 3. 皮膚の状態
  • 4. 股関節の動き

<長文問題> 次の文を読み〔問題79〕、〔問題80〕、〔問題81〕に答えよ。30歳の1回経産婦。身長158cm、非妊時体重50kg。妊娠32週5日の健康診査の結果、子宮底長23cm、腹囲80cm、体重56.5kg、血圧154/98mmHg、下肢浮腫(+)。尿蛋白(±)、尿糖(-)、Hb11.2g/dl。胎児心拍数140/分、推定児体重1100g。30分のNST(nonstress test)で3回の一過性頻脈がみられた。近くに住む実母に1歳6ヶ月の長男を傾けて入院した。

問題79 : 入院時のアセスメントで適切なのはどれか。

  • 1. 肥満妊婦
  • 2. 妊婦貧血
  • 3. 胎児仮死徴候
  • 4. 胎児発育遅延徴候

<長文問題> 次の文を読み〔問題79〕、〔問題80〕、〔問題81〕に答えよ。30歳の1回経産婦。身長158cm、非妊時体重50kg。妊娠32週5日の健康診査の結果、子宮底長23cm、腹囲80cm、体重56.5kg、血圧154/98mmHg、下肢浮腫(+)。尿蛋白(±)、尿糖(-)、Hb11.2g/dl。胎児心拍数140/分、推定児体重1100g。30分のNST(nonstress test)で3回の一過性頻脈がみられた。近くに住む実母に1歳6ヶ月の長男を傾けて入院した。

問題80 : 降圧薬の内服が開始された。入院3日、血圧156/96mmHg、下肢浮腫(+)、尿蛋白(+)、尿糖(-)、尿量1200mlであった。この妊婦に必要なのはどれか。

  • 1. 安静の保持
  • 2. 水分制限
  • 3. 低蛋白食
  • 4. 乳房の手当て

<長文問題> 次の文を読み〔問題79〕、〔問題80〕、〔問題81〕に答えよ。30歳の1回経産婦。身長158cm、非妊時体重50kg。妊娠32週5日の健康診査の結果、子宮底長23cm、腹囲80cm、体重56.5kg、血圧154/98mmHg、下肢浮腫(+)。尿蛋白(±)、尿糖(-)、Hb11.2g/dl。胎児心拍数140/分、推定児体重1100g。30分のNST(nonstress test)で3回の一過性頻脈がみられた。近くに住む実母に1歳6ヶ月の長男を傾けて入院した。

問題81 : 入院7日。血圧は142/90mmHgとなった。妊婦は「おなかの赤ちゃんのことも心配ですが、上の子が気がかりなので早く退院したい」と話す。対応で最も適切なのはどれか。

  • 1. 長男の話題を避ける。
  • 2. 母児の生命危機について話す。
  • 3. 長男の面会を調整する。
  • 4. 退院を勧める。

<長文問題> 次の文を読み〔問題82〕、〔問題83〕、〔問題84〕に答えよ。32歳の男性。「4月に係長になったが、部下との関係がうまく行かない。やる気はあるのだが、会社に出ると仕事が手につかず、落ち着かなくなる。会社のことを考えると出勤できなくなる日もある。何とかしたい」と訴えて受診した。適応障害と診断され、1ヶ月通院し、精神療法と薬物療法とを受けたが、状態は改善しなかった。主治医の入院治療の提案に応じ、精神科開放病棟に入院した。

問題82 : 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律上の入院形態はどれか。

  • 1. 措置入院
  • 2. 医療保護入院
  • 3. 応急入院
  • 4. 任意入院

<長文問題> 次の文を読み〔問題82〕、〔問題83〕、〔問題84〕に答えよ。32歳の男性。「4月に係長になったが、部下との関係がうまく行かない。やる気はあるのだが、会社に出ると仕事が手につかず、落ち着かなくなる。会社のことを考えると出勤できなくなる日もある。何とかしたい」と訴えて受診した。適応障害と診断され、1ヶ月通院し、精神療法と薬物療法とを受けたが、状態は改善しなかった。主治医の入院治療の提案に応じ、精神科開放病棟に入院した。

問題83 : 入院後、患者はナースステーションで落ち着いて荷物を整理していた。看護師が入院までの仕事に関する経緯を聞くと突然表情をこわばらせ「ドキドキする。何とかしてほしい」と訴えたので、話を中断して病室に誘導した。この患者の状態はどれか。

  • 1. 躁状態
  • 2. 不安状態
  • 3. うつ状態
  • 4. 混迷状態

<長文問題> 次の文を読み〔問題82〕、〔問題83〕、〔問題84〕に答えよ。32歳の男性。「4月に係長になったが、部下との関係がうまく行かない。やる気はあるのだが、会社に出ると仕事が手につかず、落ち着かなくなる。会社のことを考えると出勤できなくなる日もある。何とかしたい」と訴えて受診した。適応障害と診断され、1ヶ月通院し、精神療法と薬物療法とを受けたが、状態は改善しなかった。主治医の入院治療の提案に応じ、精神科開放病棟に入院した。

問題84 : この日の対応で正しいのはどれか。a. 落ち着いたら仕事の話を再開する。b. 休息できるよう環境を調整する。c. 一般的な日常会話を交わす。d. 他の患者との交流を促す。

  • 1. a、b
  • 2. a、d
  • 3. b、c
  • 4. c、d

<長文問題> 次の文を読み〔問題85〕、〔問題86〕、〔問題87〕に答えよ。19歳の女性。身長160cm。体重35kg。交際していた相手から太っていると言われ、55kgだった体重を1年半で現在の体重まで減量した。月経は停止している。「まだまだ太っているのに、私は意志が弱くてやせられない」と言い、心配する母親に食事を盛り付けた食器を投げてけがをさせるなどの暴力行為があるため、精神科病棟に入院した。入院時の血液検査では血清総蛋白6.1g/dl、アルブミン3.2g/dl、Hb9.8g/dlである。

問題85 : 入院後も自らは食事をしようとせず、看護師が付き添って食事した後にもトイレで嘔吐していた。「太っていても平気な人の気が知れない。あなた、よく恥ずかしくないわね」と看護師を攻撃した。アセスメントで正しいのはどれか。

  • 1. 転換性障害がある。
  • 2. 注意力が障害されている。
  • 3. 解離性障害がある。
  • 4. 身体像が障害されている。

<長文問題> 次の文を読み〔問題85〕、〔問題86〕、〔問題87〕に答えよ。19歳の女性。身長160cm。体重35kg。交際していた相手から太っていると言われ、55kgだった体重を1年半で現在の体重まで減量した。月経は停止している。「まだまだ太っているのに、私は意志が弱くてやせられない」と言い、心配する母親に食事を盛り付けた食器を投げてけがをさせるなどの暴力行為があるため、精神科病棟に入院した。入院時の血液検査では血清総蛋白6.1g/dl、アルブミン3.2g/dl、Hb9.8g/dlである。

問題86 : 入院3日。「生理が止まってお腹が膨らんできた。最近セックスはしていないけど妊娠しているかもしれない」と言う。尿の妊娠反応は陰性であり、下腹部は軽度膨満し、打診で濁音が確認された。入院以降、排便は確認されていない。腹部が膨らんできる理由で正しいのはどれか。

  • 1. 妄想
  • 2. 腹水
  • 3. 過食
  • 4. 便秘

<長文問題> 次の文を読み〔問題85〕、〔問題86〕、〔問題87〕に答えよ。19歳の女性。身長160cm。体重35kg。交際していた相手から太っていると言われ、55kgだった体重を1年半で現在の体重まで減量した。月経は停止している。「まだまだ太っているのに、私は意志が弱くてやせられない」と言い、心配する母親に食事を盛り付けた食器を投げてけがをさせるなどの暴力行為があるため、精神科病棟に入院した。入院時の血液検査では血清総蛋白6.1g/dl、アルブミン3.2g/dl、Hb9.8g/dlである。

問題87 : 食事を少しずつ食べ始め体重が増加してきた。夜間ナースステーションに来て看護師に「お母さんみたいになりたくないから、子どもを産みたくない。お母さんを見ているとイライラする」などと話すようになった。このときの対応で適切なのはどれか。

  • 1. 「お母さんに言いたいことがあるなら伝えますよ」
  • 2. 「自分の気持ちを表現できるようになりましたね」
  • 3. 「夜は興奮するから話さないで早く寝ましょう」
  • 4. 「将来のためにもっとご飯を食べましょう」

<長文問題> 次の文を読み〔問題88〕、〔問題89〕、〔問題90〕に答えよ。48歳の男性。20歳代で統合失調症を発症し、入退院を繰り返している。発症直後から抗精神病薬を服用している。小刻み歩行や手指振戦がみられるが、日常生活は看護師の介助なしでできる。患者の楽しみは食事やおやつであり、用意された食べ物をとられたくないために口に詰め込み、飲み込むように食べている。最近、食事中に激しくむせるようになってきた。

問題88 : むせる主な原因はどれか。

  • 1. 服薬による咽頭反射の低下
  • 2. 加齢による生理的変化
  • 3. 貧困妄想による過食
  • 4. 固形食の咀嚼困難

<長文問題> 次の文を読み〔問題88〕、〔問題89〕、〔問題90〕に答えよ。48歳の男性。20歳代で統合失調症を発症し、入退院を繰り返している。発症直後から抗精神病薬を服用している。小刻み歩行や手指振戦がみられるが、日常生活は看護師の介助なしでできる。患者の楽しみは食事やおやつであり、用意された食べ物をとられたくないために口に詰め込み、飲み込むように食べている。最近、食事中に激しくむせるようになってきた。

問題89 : 誤嚥を繰り返し肺炎になったため、主治医が説明を行い、絶飲食になり、点滴静脈内注射が開始された。患者は「何で食べさせないんだ、こうなったのはAのせいだ。俺をだめにするのか。食べないと死んじゃうだろ。お願いだから食べさせて」と同室のA氏に対する攻撃的な言動が出現して落ち着かなくなった。対応で適切なのはどれか。

  • 1. 「Aさんはそんなことはしませんよ」
  • 2. 「食べられなくてつらいのですね」
  • 3. 「肺炎だから食べられないのです」
  • 4. 「食べなくても死ぬことはありませんよ」

<長文問題> 次の文を読み〔問題88〕、〔問題89〕、〔問題90〕に答えよ。48歳の男性。20歳代で統合失調症を発症し、入退院を繰り返している。発症直後から抗精神病薬を服用している。小刻み歩行や手指振戦がみられるが、日常生活は看護師の介助なしでできる。患者の楽しみは食事やおやつであり、用意された食べ物をとられたくないために口に詰め込み、飲み込むように食べている。最近、食事中に激しくむせるようになってきた。

問題90 : 患者の病状が改善し、経口摂取が開始された。食へのこだわりが強い状態は続いている。看護計画で優先度が高いのはどれか。

  • 1. 間食を禁止する。
  • 2. 嚥下状態を観察する。
  • 3. 食事は自室で1人でとる。
  • 4. 食事を栄養補助食品にする。