2007年(第96回) 看護師国家試験 午前

問題75 : 頭痛の検査で外来受診した女性。異常は認められないと医師から説明されたが、「このままでは職場に行っても仕事がはかどらない」と看護師に話した。対応で最も適切なのはどれか。

  • 1. 「異常はないのですから気のせいです」
  • 2. 「仕事に打ち込んでみてください」
  • 3. 「入院して経過をみてはどうでしょうか」
  • 4. 「痛みが起こる時の状況を記録してみましょう」

問題77 : 抗癌薬を末稍から点滴静脈内注射している患者の訴えで、緊急度が最も高いのはどれか。

  • 1. 嘔 気
  • 2. 倦怠感
  • 3. 刺入部痛
  • 4. 食欲不振

問題78 : 35歳の乳癌手術後の患者。夫と2人暮らし。医師から退院の許可が出たが、少量の浸出液の漏出があり患者は不安に感じている。退院の準備で適切なのはどれか。

  • 1. 転院施設を探す。
  • 2. 上肢の運動で浸出液の排出を促す。
  • 3. 夫の退院への同意を確認する。
  • 4. ガーゼ交換方法の習得状況を確認する。

問題79 : 中途視覚障害者の歩行訓練で適切なのはどれか。

  • 1. 白杖の先端は、つま先の直前になるように位置する。
  • 2. 手引き歩行では、誘導者の肘の上を片手で軽く握る。
  • 3. 壁に伝い歩きをする時は、肩を壁面にすべらせて歩く。
  • 4. 顔の高さに障害物がある時は、手のひらで顔を覆って歩く。

問題80 : 成人の健康行動の特徴はどれか。

  • 1. 自尊感情の低下で自己概念が揺らぐ。
  • 2. 無力感はエンパワメントから生じる。
  • 3. 自己効力感は失敗体験により培われる。
  • 4. アドヒアランスは知識不足が促進要因となる。

問題81 : 術後4日の下垂体腫瘍切除術後の患者への指導で適切なのはどれか。

  • 1. 水分を制限する。
  • 2. 塩分を制限する。
  • 3. 定期的に鼻をかむ。
  • 4. 排尿量を記録する。

問題82 : トータルペインで適切なのはどれか。

  • 1. 全人的苦痛としてとらえる。
  • 2. がん患者以外には適用しない。
  • 3. スピリチュアルペインは含まない。
  • 4. 鎮痛薬でコントロールできるものが対象である。

問題83 : 癌性疼痛で硫酸モルヒネ徐放薬を内服している患者。内服予定時刻の2時間前に疼痛を訴えた。この時点に最も適している薬剤とその与薬方法はどれか。

  • 1. 抗ヒスタミン薬の内服
  • 2. 塩酸モルヒネ水の内服
  • 3. フェンタニルの皮膚貼用
  • 4. ペンタゾシンの筋肉内注射

問題84 : 聴診器を用いた気管呼吸音の聴取部位で正しいのはどれか。

  • 1. 喉頭直下の上胸部(胸骨上部)
  • 2. 肋骨縁と鎖骨中線の交差部位
  • 3. 第2肋間と鎖骨中線の交差部位
  • 4. 第4胸椎正中から肩甲骨部

問題85 : 緊急時の自動体外式除細動器(AED)の使用で正しいのはどれか。

  • 1. 服の上からでも実施可能である。
  • 2. 医師の指示を得てから実施する。
  • 3. 動かないよう肩を抑える。
  • 4. 施行者に制限はない。

問題86 : 点眼指導で適切なのはどれか。

  • 1. 油性と水性では油性を先に点眼する。
  • 2. 容器の先端が睫毛に接したら点眼する。
  • 3. 点眼後は乾燥するまでまばたきをしない。
  • 4. 点眼後はふき綿で涙嚢部を軽く圧迫する。

問題87 : 左心不全で入院中の片麻痺患者。夜間に呼吸が苦しくなり顔色不良となった。対応で適切なのはどれか。

  • 1. 肩枕を入れる。
  • 2. 起坐位にする。
  • 3. 下肢を挙上する。
  • 4. ヴァルサルヴァ法を実施する。

問題88 : 食道癌術後合併症のうち早期離床で予防できるのはどれか。

  • 1. 肺 炎
  • 2. 乳び胸
  • 3. 後出血
  • 4. 反回神経麻痺

問題89 : 慢性膵炎患者の食事療法で制限が必要なのはどれか。

  • 1. 脂 肪
  • 2. 蛋白質
  • 3. カリウム
  • 4. 脂溶性ビタミン

問題90 : 肝硬変患者の意識が混濁し始めた。アセスメントで最も重要なのはどれか。

  • 1. 血糖値の上昇
  • 2. ケトン体の増加
  • 3. 血漿浸透圧の上昇
  • 4. 血中アンモニア値の上昇