2007年(第96回) 看護師国家試験 午後

<長文問題> 次の文を読み〔問題76〕、〔問題77〕、〔問題78〕に答えよ。34歳の1回経産婦。妊娠42週0日。前回は正常分娩で、既往歴はない。誘発分娩目的で午前9時に入院した。入院時の診察所見は、子宮底長32cm、腹囲86cm。第1頭位、子宮口3cm開大、血圧124/76mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)。

問題76 : 入院時の対応で最も適切なのはどれか。

  • 1. 産婦の呼吸音を聴診する。
  • 2. 病棟内は車いすで移動する。
  • 3. 左臍棘線上で胎児心拍数を測定する。
  • 4. 病院食以外は摂取しないように指導する。

<長文問題> 次の文を読み〔問題76〕、〔問題77〕、〔問題78〕に答えよ。34歳の1回経産婦。妊娠42週0日。前回は正常分娩で、既往歴はない。誘発分娩目的で午前9時に入院した。入院時の診察所見は、子宮底長32cm、腹囲86cm。第1頭位、子宮口3cm開大、血圧124/76mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)。

問題77 : 午前10時より点滴静脈内注射による子宮収縮薬の投与が開始された。午前11時30分、産婦は「だいぶ痛くなってきました」と言っている。胎児心拍に異常はない。最優先して観察するのはどれか。

  • 1. 排尿量
  • 2. 産痛の部位
  • 3. 食事摂取状況
  • 4. 陣痛の周期と強さ

<長文問題> 次の文を読み〔問題76〕、〔問題77〕、〔問題78〕に答えよ。34歳の1回経産婦。妊娠42週0日。前回は正常分娩で、既往歴はない。誘発分娩目的で午前9時に入院した。入院時の診察所見は、子宮底長32cm、腹囲86cm。第1頭位、子宮口3cm開大、血圧124/76mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)。

問題78 : 午後2時45分、3100gの女児を分娩し帰室した。午後6時、子宮底は臍高でやや軟らかく、血性悪露中等量、後陣痛を軽度訴えている。対応で最も適切なのはどれか。

  • 1. 導尿を行う。
  • 2. 頭部を挙上する。
  • 3. 下腹部を温罨法する。
  • 4. 子宮底をマッサージする。

<長文問題> 次の文を読み〔問題79〕、〔問題80〕、〔問題81〕に答えよ。28歳の初産婦。妊娠36週5日。規則的な陣痛発来があり来院した。入院時診察では、子宮底長31cm、腹囲85cm。血圧130/74mmHg。尿蛋白(±)、尿糖(-)。分娩監視装置を40分装着した結果、5~6分間欠の陣痛がみられ、胎児心拍数基線は130bpmであった。

問題79 : その後、胎児心拍モニタリングで高度な変動一過性徐脈が頻発したため、帝王切開術が行われることになった。最優先に確認すべきことはどれか。

  • 1. 破水の有無
  • 2. 産婦の体重
  • 3. 最終飲食の時間
  • 4. 手術時の夫立ち会いの有無

<長文問題> 次の文を読み〔問題79〕、〔問題80〕、〔問題81〕に答えよ。28歳の初産婦。妊娠36週5日。規則的な陣痛発来があり来院した。入院時診察では、子宮底長31cm、腹囲85cm。血圧130/74mmHg。尿蛋白(±)、尿糖(-)。分娩監視装置を40分装着した結果、5~6分間欠の陣痛がみられ、胎児心拍数基線は130bpmであった。

問題80 : 帝王切開術後4時間。体温37.5度。呼吸数18/分、脈拍数74/分。血圧128/74mmHg。尿流出量70ml/時。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)97%。子宮底の高さ臍上1指、血性悪露少量流出。創部痛がみられる。この状態で最優先されるのはどれか。

  • 1. 体位変換を行う。
  • 2. 水分摂取を促す。
  • 3. 授乳を開始する。
  • 4. 尿量を医師に報告する。

<長文問題> 次の文を読み〔問題79〕、〔問題80〕、〔問題81〕に答えよ。28歳の初産婦。妊娠36週5日。規則的な陣痛発来があり来院した。入院時診察では、子宮底長31cm、腹囲85cm。血圧130/74mmHg。尿蛋白(±)、尿糖(-)。分娩監視装置を40分装着した結果、5~6分間欠の陣痛がみられ、胎児心拍数基線は130bpmであった。

問題81 : 出生した新生児は2600g。アプガースコアは1分後 8点。出生直後から多呼吸がみられたため、保育器に収容された。生後2日、体重2470g、体温37.0度。呼吸数42/分、心拍数132/分。チアノーゼはない。総ビリルビン値5.0mg/dl、頭部に黄染がみられる。四肢の動きは活発である。対応で適切なのはどれか。

  • 1. 光線療法の準備をする。
  • 2. 経鼻胃管で母乳を与える。
  • 3. コットへの移床準備を行う。
  • 4. 24時間明るい環境を維持する。

<長文問題> 次の文を読み〔問題82〕、〔問題83〕、〔問題84〕に答えよ。29歳の男性。会社員。自宅で両親と同居。家族関係は良い。3か月前に業務が変わり、残業が増えた。1か月前から「仕事がつらい」と言うようになった。その頃から、胃部不快、食欲不振、全身倦怠感、不眠が出現した。内科を受診したところ、精神科の受診も勧められた。精神科では抗不安薬と睡眠薬とが処方された。内科で上部消化管内視鏡検査の予約をして帰宅したが、3日後「症状が良くならないし、どうしたらよいかわからない。考えると息が苦しくなって座り込んでしまう」と訴えて再受診し、精神科病院の開放病棟に任意入院した。

問題82 : 患者は、心配そうな表情で「どうしたらいいんだろう」と看護師に訴えた。患者の訴えで最も強い苦痛はどれか。

  • 1. 腹 痛
  • 2. 不 安
  • 3. 不 眠
  • 4. 拒 食

<長文問題> 次の文を読み〔問題82〕、〔問題83〕、〔問題84〕に答えよ。29歳の男性。会社員。自宅で両親と同居。家族関係は良い。3か月前に業務が変わり、残業が増えた。1か月前から「仕事がつらい」と言うようになった。その頃から、胃部不快、食欲不振、全身倦怠感、不眠が出現した。内科を受診したところ、精神科の受診も勧められた。精神科では抗不安薬と睡眠薬とが処方された。内科で上部消化管内視鏡検査の予約をして帰宅したが、3日後「症状が良くならないし、どうしたらよいかわからない。考えると息が苦しくなって座り込んでしまう」と訴えて再受診し、精神科病院の開放病棟に任意入院した。

問題83 : 内視鏡検査の結果、十二指腸潰瘍と診断された。患者の状態はどれか。

  • 1. 心身症
  • 2. 常動症
  • 3. 摂食障害
  • 4. 行為障害

<長文問題> 次の文を読み〔問題82〕、〔問題83〕、〔問題84〕に答えよ。29歳の男性。会社員。自宅で両親と同居。家族関係は良い。3か月前に業務が変わり、残業が増えた。1か月前から「仕事がつらい」と言うようになった。その頃から、胃部不快、食欲不振、全身倦怠感、不眠が出現した。内科を受診したところ、精神科の受診も勧められた。精神科では抗不安薬と睡眠薬とが処方された。内科で上部消化管内視鏡検査の予約をして帰宅したが、3日後「症状が良くならないし、どうしたらよいかわからない。考えると息が苦しくなって座り込んでしまう」と訴えて再受診し、精神科病院の開放病棟に任意入院した。

問題84 : 入院5日、患者は「だいぶ調子が良くなりました。退院したら生活変えなくちゃいけませんよね。何を変えたらいいでしょう」と看護師に質問した。最も適切な対応はどれか。

  • 1. 「寝具について考えましょう」
  • 2. 「転居について考えましょう」
  • 3. 「適度な仕事量について考えましょう」
  • 4. 「食事量を増やすことを考えましょう」

<長文問題> 次の文を読み〔問題85〕、〔問題86〕、〔問題87〕に答えよ。Aさん、46歳の男性。体型はやせ型。会社員で営業部門の担当である。最近になり帰宅後も仕事関係のメールのやり取りに追われ、深夜まで仕事をする日々が続いた。「体の疲れがとれず、寝つきが悪く、やっと眠っても2時間程度で目が覚めてしまう。眠らなくてはと思うが、起き上がってパソコンに向かってしまう。食事をしても味がせず、頑張って仕事をしても自分の存在が全く意味がないように感じる」と話す。体重が1か月で3kg減少したため、心配した妻に伴われ受診した。

問題85 : Aさんのアセスメントで正しいのはどれか。

  • 1. 躁状態
  • 2. うつ状態
  • 3. せん妄状態
  • 4. 幻覚・妄想状態

<長文問題> 次の文を読み〔問題85〕、〔問題86〕、〔問題87〕に答えよ。Aさん、46歳の男性。体型はやせ型。会社員で営業部門の担当である。最近になり帰宅後も仕事関係のメールのやり取りに追われ、深夜まで仕事をする日々が続いた。「体の疲れがとれず、寝つきが悪く、やっと眠っても2時間程度で目が覚めてしまう。眠らなくてはと思うが、起き上がってパソコンに向かってしまう。食事をしても味がせず、頑張って仕事をしても自分の存在が全く意味がないように感じる」と話す。体重が1か月で3kg減少したため、心配した妻に伴われ受診した。

問題86 : Aさんに選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が処方された。妻は「このお薬は、ふつうはどれ位で効くのでしょうか」と看護師に質問した。妻への説明で適切なのはどれか。

  • 1. 「3~6時間で効果が現れます」
  • 2. 「12~24時間で効果が現れます」
  • 3. 「1~2週間で効果が現れます」
  • 4. 「1~2か月で効果が現れます」

<長文問題> 次の文を読み〔問題85〕、〔問題86〕、〔問題87〕に答えよ。Aさん、46歳の男性。体型はやせ型。会社員で営業部門の担当である。最近になり帰宅後も仕事関係のメールのやり取りに追われ、深夜まで仕事をする日々が続いた。「体の疲れがとれず、寝つきが悪く、やっと眠っても2時間程度で目が覚めてしまう。眠らなくてはと思うが、起き上がってパソコンに向かってしまう。食事をしても味がせず、頑張って仕事をしても自分の存在が全く意味がないように感じる」と話す。体重が1か月で3kg減少したため、心配した妻に伴われ受診した。

問題87 : Aさんが受診した翌日、会社の上司から「本人から受診したことを聞いたが、勤務体制を考える上で参考にしたいのでAさんの状態を教えてほしい」という電話があった。電話を受けた看護師の対応で適切なのはどれか。

  • 1. 電話で状態を伝えた。
  • 2. 質問には答えられないと伝えた。
  • 3. 家族に直接尋ねるように伝えた。
  • 4. 担当医の許可を得ないと話せないと伝えた。

<長文問題> 次の文を読み〔問題88〕、〔問題89〕、〔問題90〕に答えよ。54歳の女性。統合失調症により外来治療中であったが、幻覚妄想状態が悪化したため入院した。入院後2か月が経過し状態は安定してきた。最近、担当看護師に「何でいつも私だけがあなたに薬のことばかり言われなければならないの。薬はもう嫌よ。あなたが私を悪くさせているのよ」と被害的な発言をするようになった。

問題88 : 患者への最初の声かけで適切なのはどれか。

  • 1. 「きちんと薬を飲んでください」
  • 2. 「何で薬を飲まないのですか」
  • 3. 「薬を飲んだか確認させてください」
  • 4. 「薬を飲むと具合が悪くなるのですか」

<長文問題> 次の文を読み〔問題88〕、〔問題89〕、〔問題90〕に答えよ。54歳の女性。統合失調症により外来治療中であったが、幻覚妄想状態が悪化したため入院した。入院後2か月が経過し状態は安定してきた。最近、担当看護師に「何でいつも私だけがあなたに薬のことばかり言われなければならないの。薬はもう嫌よ。あなたが私を悪くさせているのよ」と被害的な発言をするようになった。

問題89 : 患者は服薬後すぐにトイレに行き、舌下に隠した錠剤を吐き出すようになった。精神症状の悪化は服薬できていないことが一因であると考えられた。患者の服薬への援助で最も適切なのはどれか。

  • 1. 水薬を食物に混入して投与する。
  • 2. 患者が錠剤を嚥下するまで見守る。
  • 3. 患者に服薬を自己管理するよう勧める。
  • 4. 薬剤師から服薬指導を受けるよう勧める。

<長文問題> 次の文を読み〔問題88〕、〔問題89〕、〔問題90〕に答えよ。54歳の女性。統合失調症により外来治療中であったが、幻覚妄想状態が悪化したため入院した。入院後2か月が経過し状態は安定してきた。最近、担当看護師に「何でいつも私だけがあなたに薬のことばかり言われなければならないの。薬はもう嫌よ。あなたが私を悪くさせているのよ」と被害的な発言をするようになった。

問題90 : 患者は服薬を継続するようになり、精神状態が安定してきた。担当看護師に「あの時はすみませんでした。あなたは何も悪くなかったのにあんなことを言ってしまって」と話すようになった。患者への援助で適切なのはどれか。

  • 1. 服薬教室への参加を勧める。
  • 2. 服薬の確認を厳重にする。
  • 3. 被害妄想の有無を確認する。
  • 4. 持続性製剤(デポ剤)使用を検討する。