かんごシカの実習レポート

情報収集や患者さんとのコミュニケーション方法など実習で成功するヒケツを教えます!

第16回

< テーマ >観察の重要性 ~観察に始まり観察に終わる~

体位変換していたのに、なぜ潰瘍?!

受け持ちの患者さん、脳梗塞で体が思うように動かなくて、寝返りができないの。2時間おきに体位変換をしていたのだけど、先日、右の耳介に発赤ができてしまって、あっという間に潰瘍までできてしまった!あんなに体位変換していたのに、なぜ右の耳介だけ潰瘍になるの?
患者さんの部屋に行って、右耳を下にして寝ている患者さんの真似をしてみたら、視線の先にテレビが……そう、原因はテレビ!そういえば、訪室するたび、顔はテレビのほうを向いていた記憶が。それに、ずっとこの向きだと、耳も首も痛いはず……。

1日のふり返りでそのことを発表したら、「すごいじゃない!患者さんをよく観察したわね。」って先生に褒められた!指導者さんには「その観察を援助につなげてみてはどうかしら?」って言われて、すぐに看護計画の体位変換の方法のところに「体位変換時にはテレビの位置も変える」って計画したよ(テレビが移動できる病棟でよかった!)。


それからは患者さんも右ばかり向くことがなくなって、耳介もだんだん良くなってきた!日ごろの観察が援助方法につながって、あらためて、観察の重要性に気付いた出来事だったよ。


【成功のヒケツはココだった!】

「看護は、観察に始まり観察に終わる」と言われるように、看護における観察は、情報を得るものでもあり、おこなった援助がどうだったかを見届け、次の援助につなげるものでもあります。
深い観察をおこなうことが必要な援助につながり、患者さんの回復が促進されます。言い換えれば、深い観察がなければ、患者さんの回復を促すような援助はできないということです。
ただ目で見るだけでなく、患者さんに触れた感じ、音、匂いなどの五感を使ったりするのもいいでしょう。上記のように、実際の患者さんの状態を自分で体験してみたりして、日ごろからよく観察をしましょう。
また、患者さんや患者さんの周囲の物(ゴミ箱、お膳、物の位置など)、患者さんの周囲の人(ご家族、お見舞いにいらっしゃるご友人、隣の患者さんなど)の観察も大切です。
深い観察で素晴らしい援助を。

情報収集におけるポイント

深い観察こそが、
患者さんの回復の第一歩に。

内容提供: 看護師 実習レポート