看護師 実習レポート

■かんごシカのシっカり国試解説!

さっそく今月の問題じゃ。

■ 今月の問題

う〜ん、どれだろう…

正解は①よ。
リプロダクティブヘルス/ライツは、「性と生殖に関する健康と権利」と訳されるの。

その通り。
詳しく解説するぞ。



【解説】

19世紀末頃から浮き彫りとなった爆発的な人口増加問題をきっかけに、女性の地位向上や健康、安全などを見直すことで、『リプロダクティブヘルス』(性と生殖に関する健康)という概念が生まれ、これは時代を重ねるごとに世界中に浸透し、少しずつ変化してきたのじゃ。
そして1994年の第3回国際人口開発会議(カイロ会議)を契機に、「誰でも平等に生殖を享受でき、生殖過程を安全かつ良好に営む権利を有する」ことを含めた概念として、リプロダクティブヘルス/ライツ(生と生殖に関する健康と権利)という言葉が世界中に普及したの。この概念の背景に女性の地位向上、女性が生殖やセクシャリティについて自己決定権をもつことで家族計画の考え方が普及され、人口爆発対策になるとして提案されたのよ。
その通り。
1995年の第4回世界女性会議では再びリプロダクティブヘルス/ライツが注目され、性的思考によって差別されない権利や、人身売買や強姦のような性暴力から自由になる権利といった内容が認知されるようになったのじゃ。

日本では高い人口妊娠中絶率、性感染症の増加などの実態が指摘され、1996年にリプロダクティブヘルス/ライツの概念を盛り込んだ「男女共同参画プラン2000」を発表。また母性の生命・健康を保護することを目的として、「優生保護法」から「母体保護法」に改正され、不妊手術・人工妊娠中絶・受胎調節の実地指導などが定められることになったわ。

1999年「男女共同参画社会基本法」を施行。2001年には同法に基づき内閣府に男女共同参画局を設置し、その中でドメスティックバイオレンスや性犯罪、ストーカー行為などを大きな課題の一つとして取り上げ、対策にあたっているのじゃ。

ここからは、赤字になっている今月の重要ワードの解説だよ。

リプロダクティブヘルス(性と生殖に関する健康)

リプロダクティブヘルスとは1990年にWHOによって提唱されたWHOの「健康」の定義になぞらえ、「単に生殖の過程に病気や異常が存在しないだけでなく、生殖過程が身体的、精神的および社会的に完全に良好な状態で遂行されること」とするものである。リプロダクティブヘルスの基本的要素として、以下の4つが挙げられる。
①妊孕性(妊娠する能力)を調整し、抑制できること(特に女性にとって)。
※避妊だけではなく、不妊の適切な治療を含む。
②すべての女性にとって安全な妊娠と出産
③すべての新生児が健康な小児期を享受できる新生児の健全性
④性感染症からの自由

リプロダクティブヘルス/ライツ(生と生殖に関する健康と権利)

「誰でも平等に生殖を享受でき、生殖過程を安全かつ良好に営む権利を有する」という概念を持ち合わせ、安全な性生活(性感染症やHIV感染の予防)、生殖能力(強制的不妊化の否定)、家族計画(安全な妊娠・出産・出生調節を含む)などの内容となっている。

家族計画

健康で文化的な生活を送るために「家族計画」「避妊」は必要なことである。
ここでいう「家族計画」とは“子どもを望むときに得る”ということであり、“子どもを望まないときに避ける・避妊する”とは概念が異なる。
日本では男女共同社会推進本部が発表した「男女共同参画2000プラン」を通じて、『女性の生涯をとおした健康支援を目指すリプロダクティブヘルスに関する意識の浸透が重要であり、「家族計画」は母子保健の向上に欠かせない』という事を示している。

ドメスティックバイオレンス

ドメスティックバイオレンスとは、一般的に親密な関係にある男性から女性への暴力を意味することが多く、暴力の内容は身体的だけではなく、心理的・性的・経済的などもあり、いわゆる「言葉の暴力」も含まれる。
DVの被害を受けた女性の半数近くは医療機関を訪れており、看護師はDVを第一に発見する機関としての役割は大きい。しかし、被害者自身が誰から被害を受けたのかを訴えることは難しく、看護職者は日ごろから注意して観察することが必要である。
DVが認められた場合、本人の意思を確認した後「配偶者暴力相談支援センター」または「警察」に通報し、患者本人を保護する。
それでも本人が被害を訴えなかったり、また加害者のもとへ戻ってしまったとしても、どのような結論であれ、女性が1人ではないこと、女性が悪いのではないこと、いつでも相談出来る窓口と安全を保障し、女性がみずからの力で動き出すことが出来るように関わることが重要である。

■ 類似問題【国試98回 午後問題73】

「家族計画」は母子保健の向上に欠かせないという事を示しており、母体の健康を守るという事が家族計画の意義に繋がるのよ。

正解は②

■ 類似問題【国試99回 午前問題88】

母体保護法は、不妊手術および人工妊娠中絶・受胎調節実地指導に関する事項を定めているわ。

正解は①と④

■ 類似問題【国試97回 午前問題130】

労働基準法は「産前産後の休業」の他に、「育児時間」や「妊産婦にかかる危険有害業務」なども定められているのよ。

正解は①



内容提供:

医療WORKER 看護学生就職サポート

看護師さん専門の就職サポート


医療WORKERは長年の看護師さんの就職・転職支援の経験を活かし、 看護学生さんの初めての就職活動を
すべて無料でサポートしています。

就活サポート

  • 職場選びに役立つ情報
  • 就活の基本HOWTO就活
  • 無料相談 など

面接対策

  • 受かる履歴書の書き方
  • 面接マナー
  • 本番で困らない面接対策 など

すべて無料!就職サポートをご希望の方はコチラ

看護学生就職サポート