看護師 実習レポート

■ かんごシカのシっカり国試解説!

今月は採血に関する問題じゃ。

■ 今月の問題

う〜ん…穿刺しやすくするには…

正解は④よ。
皮膚を伸展させると、血管が固定されて穿刺しやすくなるのよ。

その通り。
詳しく解説するぞ。


【解説】

先月は『血球』を学んだので、今月はその血球の採取に必要な工程である、『採血』について学んでいこうと思う。国家試験対策としても非常に重要なテーマであり、看護師になった時に絶対に必要な知識と手技なのじゃ。

しっかりとここで学んで欲しいと思うの。

血液検査とは

血液には様々な成分が含まれています (先月の血球の回参考)
その成分を検査するために、体内の血液を採取して検査を行うのが「血液検査」です。
血液検査は、健康診断の際のスクリーニングや、様々な疾患の診断・治療効果の判定、予後推進などのために広く行われています。

採血の種類

静脈採血は看護師が行うことができる採血であり、シリンジを用いて行う方法と、ホルター・採血針・真空採血管を用いて行う方法があり、近年は針刺し事故といったリスクが少ない真空採血管を用いた方法で行う方が多いです。

そこで、今回は真空採血管を用いた方法の解説をしていこうと思う。
まずは採血部位についてじゃが…。

採血しやすい血管を見つけるの、難しいよねー。

採血部位の選定

採血は主に上肢の血管を使うことが多く、肘窩部の肘正中皮静脈・橈側皮静脈・尺側静脈の内どれかを選択します(肘正中皮静脈・尺側静脈は深部に正中神経・上腕動脈が走行しており、針を刺す時は十分に注意が必要)。
視診・触診で太くてまっすぐな、弾力ある血管を選択します。
また、患者の利き腕、麻痺側、乳房切除側、透析用シャント側、熱傷痕・皮膚炎などのある部位、輸液箇所の中枢側などは避けるように行うことも忘れてはいけません。

採血前の患者の確認事項

既往歴や現病歴などから、熱傷痕や重症のアトピー性皮膚炎、乳房切除、透析シャントなど採血を避けるべき情報を確認します。
また、採血時に気分が悪くなったり、意識消失をおこした経験がないかも重要な確認事項です。

真空採血管を用いた採血方法を説明するぞ。

準備

主な準備する道具は以下の通りです。

●トレイ
●マルチプル採血針
●ホルダー(採血針とホルダーが一体となっているタイプもある)
●真空採血管
●アルコール綿
●駆血帯
●肘枕
●廃棄物処理容器
●膿盆
●絆創膏
●手袋

また、温度の変化による圧の変動を防ぐため、真空採血管が室温と同じ温度になっているかを確認することも忘れないで。

手順

手を洗い、手指消毒をしっかり行う。
患者自身に氏名を名乗ってもらい、採血の指示と真空採血管のラベルとを照合し、しっかりと確認をする。
手袋を装着し、左右の腕を視診・触診をして採血部位を決め、姿勢を整える。
採血部位から7~10cm中枢側に駆血帯を巻き、母指を中にして手を握ってもらう。そうすることで前腕部の筋肉が収縮し、静脈血の還流を促進する。
(駆血時間は長過ると検査データに影響が出てしまうため1分を目安とする)
穿刺部位を指で確認し、アルコール綿で消毒する。
穿刺部位よりも3~5cm程下の皮膚を軽く手前に引き、静脈を固定する。
採血針(21~23Gの太さ)のキャップを外し、刃面を上に向け、静脈に沿って、約15~30度の角度で刺入する。
刺入直後に痺れがないか確認する。(痺れがある場合はすぐに駆血帯を外し、針を抜く)
採血針を動かさないようにホルダーを固定し、採血管をホルダー内に差し込み、血液の流入を確認し、必要量が採取されたら、まずは採血管を抜き、採血管を静かに5回程転倒混和する。
(連続採血の場合はホルダーを固定したまま別の採血管を差し込み、再度8の同じ手順を行う)
必要な採血管全てに血液を採取した後、必ず採血管をホルダーから除去し、握っていた手を開いてもらい駆血帯を外す。
(採血管が差し込まれた状態で駆血帯を外すと圧力に変動が起こり、採血管の内容物が体内に逆流してしまう恐れがあるので、必ず採血管を抜いてから駆血帯を外す)
アルコール綿を穿刺部位に軽くあてた状態で採血針を抜き、穿刺部位をアルコール綿で押さえ、5分間圧迫止血する。
使用後の採血針はリキャップをせず、ホルダーとともに廃棄物処理器に捨てる。
採血後の検体は原則として室温保存し、出来る限り速やかに検査室へと運ぶ。
採血には覚えるべき手順や確認事項が多いけれども、看護師を目指すうえでは必ず通る道。
何度も読んで、何度もイメージして頭の中に間違いのないように擦り込ませておくのが大事なのじゃ。

■ 類似問題【国試98回 午前問題41】

駆血帯を巻いてうっ血させている時間が長いと、血球成分や血清成分に変化が生じるのよ。

正解は③

■ 類似問題【国試101回 午前問題21】

静脈・動脈内注射の場合は21~23Gの注射針が適しているの。

正解は③

■ 類似問題【国試104回 午前問題23】

静脈採血の際は、針の刃面を上に向け、静脈に沿って約15~30度の角度で刺入するのが理想的よ。

正解は①


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