看護師国家試験 模試問題 第27回

問題8 一般問題 / 基礎看護学 / ★★ やさしい

運動性失語(ブローカ失語)のある患者とのコミュニケーション方法で適切なのはどれか。

  1. 耳元で大きな声で話す。
  2. ジェスチャーを用いて話す。
  3. 患者の言い間違いはその場で訂正する。
  4. 「閉じられた質問」を活用する。
  5. 「開かれた質問」で行う。
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正解
4
1. × 運動性言語中枢(ブローカ中枢)に障害がある運動性失語では、言語の聞き取りや理解に問題があるわけではない。
2. × ジェスチャーが有効なのは、聞き取りに障害がある難聴や感覚性失語の場合である。
3. × 運動性失語では、イメージが言葉になる過程で障害が起こり、言い間違えたり、言い方が非常にたどたどしくなってしまう。正しい言葉を出すことができないが、相手の話は理解できているため、言い間違いをその場で訂正されると屈辱的な気持ちになるおそれがあり、適切でない。
4. 運動性失語では、話されたことは理解できているため、「はい」「いいえ」あるいは一言で答えられるような質問形式である「閉じられた質問」を活用することは効果的である。
5. × 運動性失語では、イメージに結びつく言葉を選ぶことができず、イメージについては正しく説明できるのに、そのものの名前で呼ぶことができなくなり、言い間違いが多くなる。そのため、相手に自由な答えを求める「開かれた質問」では、対話自体が苦痛になってしまう可能性があり、適切でない。
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