看護師国家試験 模試問題 第30回

問題8 一般問題 / 成人看護学 / とってもやさしい

Aさん(20歳、女性)は、看護師を志望し、現在病院でアルバイト中の大学生である。全身倦怠感と発熱を主訴に受診したところ、全身性エリテマトーデス(SLE)と診断されステロイド治療目的で入院となった。
Aさんへの説明で適切なのはどれか。

  1. 安静は必要ないと説明した。
  2. 将来の妊娠は難しいことを説明した。
  3. 看護師は無理であることを説明した。
  4. ステロイドの副作用について説明した。
  5. 申請すれば自立支援医療の対象となることを説明した。
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正解
4
1. × 急性期には安静を保持し、症状の苦痛緩和と回復が促進できるよう援助する。
2. × 現在、急性期であり、今後についての説明は時期を見計らって伝えるべきである。
3. × 過労は増悪因子となるため仕事内容は検討が必要であるが、無理だと説明するのではなく、心理状態を捉えた支援が必要である。
4. 長期に療養が必要であり、自己管理能力が求められる。疾患や薬物の副作用、就職や妊娠、生活上の注意など、状態を考慮しつつ説明することが必要である。
全身性エリテマトーデス(SLE)は、免疫系の調整機構の欠陥で発症する全身性の炎症性疾患である。患者の約90%が女性であり、20~40代での発症が多い。症状としては、発熱、全身倦怠感、体重減少、レイノー現象、顔面の蝶形紅斑、関節痛がある。寛解と再燃を繰り返し、腎炎・中枢神経障害は予後に影響する。増悪因子は日光、寒冷、感染症、手術、外傷、妊娠・分娩、ストレスなどである。
5. × SLEは自立支援医療の対象ではない。指定難病医療費助成制度の対象である。
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