看護師国家試験 模試問題 第32回

問題8 一般問題 / 成人看護学 / ★★★ ちょっと難しい

化学療法(抗癌薬治療)時の援助で正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 含嗽の指導や食事の工夫が必要である。
  2. 検査データではリンパ球数が重要である。
  3. 脱毛が生じても治療が終了すれば生えてくると説明する。
  4. う歯や痔核などの基礎疾患の治療は、化学療法終了後に行う。
  5. 刺入部に痛みや腫脹がある場合は、温湿布を行いながら続行する。
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正解
1・3
1. 口内炎予防の援助としては、含嗽の指導および食事指導を行う。具体的な食事の内容として、粘膜への刺激を避けた薄味で人肌程度の温度の食事が望ましい。
抗癌薬は癌細胞と同時に健康な細胞にも影響を及ぼし、人体への副作用は避けられない。主な副作用としては、悪心・嘔吐・口内炎・好中球減少・発熱・腹痛・下痢・骨髄機能抑制・脱毛・抗癌薬の血管外漏出時の組織破壊などがある。
2. × 易感染状態かどうかは、白血球数で判断するが、特に全白血球の半分以上を占める好中球の数で判断する。
3. 抗癌薬は毛母細胞にも影響を及ぼすため、脱毛が生じることがあるが、治療が終了し半年程度過ぎれば徐々に発毛が生じる。
4. × 化学療法施行中の他の疾患の治療は、治療部位からの大量出血や感染の危険性が高くなるため、あらかじめ、う歯や痔核その他基礎疾患の治療は完了させておく。
5. × 刺入部に痛みや腫脹がみられる場合には、抗癌剤の血管漏出が疑われる。抗癌薬の血管外漏出が高濃度に生じた場合、潰瘍が形成されることがあるため、血管外漏出が疑われる場合は直ちに与薬を中止する。
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