
看護師国家試験 模試問題 第1回
問題6 一般問題 / 人体の構造と機能 / ★★★ ちょっと難しい
片麻痺のある患者の入浴について適切なのはどれか。
- 衣服は患側から脱がせる。
- 健側上肢は自分で洗うように促す。
- 柄の長いブラシの利用を勧める。
- タオルの温度は患側で確認する。
- たっぷりの湯に肩までつかる。
- 正解
- 3
1. | × | 健側から脱がせ、患側から着せるのは更衣の基本である。 |
2. | × | 健側下肢は洗えるが、健側上肢を自身で洗うことは困難である。健側上肢の洗浄は介助するか、タオルを固定しておき、そこに上肢をこすりつけるようにして洗うなど、適切な方法を指導する。 |
3. | ○ | 柄の長いブラシは背中や足先が洗いやすく、入浴動作の自立を目指す片麻痺患者には使い勝手がよい。 |
4. | × | 運動障害だけでなく、感覚障害も生じている可能性があるので、患側でタオルや湯の温度を確認するのは危険である。必ず健側で行う。 |
5. | × | 片麻痺のある場合、量の多い湯に肩までつかると身体が浮遊して傾き、溺水の危険がある。半身浴が予防となる。 |