2013年(第102回) 看護師国家試験 午後

問題46 : 1年前にハチに刺された人が再びハチに刺された。起こる可能性のあるアレルギー反応はどれか。

  • 1. Ⅰ型アレルギー
  • 2. Ⅱ型アレルギー
  • 3. Ⅲ型アレルギー
  • 4. Ⅳ型アレルギー

問題47 : 電動のこぎりの操作ミスで、左第2指と3指とも近位指節間〈PIP〉関節と遠位指節間〈DIP〉関節の間で切断した患者が、手指の再接着術を受けた。他に外傷はない。術後1日の観察で適切なのはどれか。

  • 1. Volkmann〈フォルクマン〉拘縮(Volkmann contracture)の有無
  • 2. 中手指節〈MP〉関節の関節可動域
  • 3. 遠位部の血液循環の状態
  • 4. 接着部の瘢痕化

問題48 : スパイロメトリーの結果による換気機能診断図を示す。閉塞性換気障害(obstructive ventilatory impairment)と診断される分類はどれか。

問題48の画像
  • 1. A
  • 2. B
  • 3. C
  • 4. D

問題49 : 精神看護に関連する理論と理論家の組合せで正しいのはどれか。

  • 1. 現存在分析----フロイト S.(Freud S.)
  • 2. ストレス理論----シュナイダー K.(Schuneider K.)
  • 3. 精神発達理論----オレム D.(Orem D.)
  • 4. 患者-看護師関係----ペプロウ E.(Peplau E.)

問題50 : 選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉について正しいのはどれか。

  • 1. パニック障害に対する効果はない。
  • 2. 抗コリン作用は三環系抗うつ薬よりも弱い。
  • 3. うつ状態が改善したら直ちに使用を中止する。
  • 4. 抗うつ効果の評価は投与開始後3日以内に行う。

問題51 : リエゾン精神看護に関する説明で正しいのはどれか。

  • 1. 直接ケアは含まれない。
  • 2. 精神疾患の既往のある患者は対象とならない。
  • 3. 看護師は必要に応じて精神病床への移動を指示できる。
  • 4. 身体疾患と精神的問題とを併せ持つ患者を対象とする。

問題52 : 精神科病院に入院中の患者の法的処遇について正しいのはどれか。

  • 1. 患者は退院を請求できる。
  • 2. 看護師は面会を制限できる。
  • 3. 保護者は外出の可否を判断できる。
  • 4. 精神保健指定医は手紙の発信を制限できる。

問題53 : Aさん(19歳、女性)は、境界性人格〈パーソナリティ〉障害(borderline personality disorder)で入院している。病棟では、安全管理のため、個人用の爪切りをナースステーションで管理している。Aさんが自分の爪切りを使用した後、看護師が返却を求めると「主治医の先生は自分で持っていてもいいって言ったのよ」と攻撃的な口調で抵抗した。この日、主治医は不在であった。Aさんへの対応として最も適切なのはどれか。

  • 1. 「先生はそのようなことは言わないと思います」
  • 2. 「先生は不在なので、私の指示に従ってください」
  • 3. 「病棟の安全が守れないので退院していただきます」
  • 4. 「先生に確認がとれるまで、こちらでお預かりします」

問題54 : Aさん(78歳)は、妻(76歳)と2人で暮らしている。糖尿病(diabetes mellitus)と診断されている。認知症(dementia)ではない。主治医の指示で、インスリン自己注射を指導するために訪問看護が導入された。Aさんは「針が怖いから、看護師さんが注射をしてください」と言う。Aさんへの訪問看護師の対応で適切なのはどれか。

  • 1. 「針は細いので怖くないです」
  • 2. 「一緒に少しずつやっていきましょう」
  • 3. 「注射ができないと家での療養は難しくなります」
  • 4. 「そうですね。Aさんも奥さんもしなくていいです」

問題55 : 介護保険法施行令において特定疾病に指定されているのはどれか。

  • 1. 脊髄損傷(spinal cord injury)
  • 2. Crohn〈クローン〉病(Crohn disease)
  • 3. 脳血管疾患(cerebrovascular disease)
  • 4. 大腿骨頸部骨折(femoral neck fracture)

問題56 : Aさん(68歳)は要介護1で、1人で暮らしている。間質性肺炎(interstitial pneumonia)のために在宅酸素療法が開始された。Aさんのサービス担当者会議で訪問看護師が行う提案で適切なのはどれか。

  • 1. 炊事の禁止
  • 2. 毎日の体温測定
  • 3. 1人での外出禁止
  • 4. 訪問入浴サービスの導入

問題57 : Aさんは、要介護2で在宅療養をしている。仙骨部に2cm×3cm の水疱を形成した。この1週間、臥床していることが多くなり、食事摂取量も減ってきている。訪問看護師がAさんの家族に行う提案として適切なのはどれか。

  • 1. 体圧分散マットの使用
  • 2. 膀胱留置カテーテルの留置
  • 3. 夜間の2時間ごとの体位変換
  • 4. 訪問介護への褥瘡処置の依頼

問題58 : 高齢者から生活史を聴取する方法として適切なのはどれか。

  • 1. 家族の承諾を必須とする。
  • 2. 認知機能の評価尺度を用いる。
  • 3. 事実とは異なる部分を修正する。
  • 4. 高齢者自身の生きてきた時代背景を聴く。

問題59 : 平成3年(1991年)に国際連合総会〈国連総会〉で決議された「高齢者のための国連原則」でないのはどれか。

  • 1. 公平の原則
  • 2. 参加の原則
  • 3. 尊厳の原則
  • 4. 自己実現の原則

問題60 : 介護老人福祉施設に入居中の高齢者。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準Ⅳ、四肢の麻痺はない。衣類の選択について最も適切なのはどれか。

  • 1. 材質選びは本人に任せる。
  • 2. ボタンでとめる上着を選ぶ。
  • 3. 夜間就寝時には寝衣に着替える。
  • 4. 皮膚のそう痒感があれば、つなぎ服を着用させる。