2015年(第104回) 看護師国家試験 午前

<長文問題> 次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。A さん(48 歳、専業主婦)は、夫と 2 人で暮らしている。月経周期が 35〜61 日と不規則となり、外来を受診した。診察時、A さんは「一人娘が結婚して遠方に住み、私の体調不良について話しにくく、つらいです。夫とは以前はよく一緒に出かけましたが、今は仕事で忙しく、私は家にいることが多いです」と話した。

問題106 : 医師は更年期障害 (climacteric disorder) と診断した。診察後、A さんは「どうしてこのような症状が出るのかしら」と看護師に尋ねた。A さんへの説明で適切なのはどれか

  • 1. 「子宮が固くなったためです」
  • 2. 「卵管が狭くなったためです」
  • 3. 「卵巣の機能が低下したためです」
  • 4. 「視床下部の機能が低下したためです」

<長文問題> 次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。A さん(48 歳、専業主婦)は、夫と 2 人で暮らしている。月経周期が 35〜61 日と不規則となり、外来を受診した。診察時、A さんは「一人娘が結婚して遠方に住み、私の体調不良について話しにくく、つらいです。夫とは以前はよく一緒に出かけましたが、今は仕事で忙しく、私は家にいることが多いです」と話した。

問題107 : A さんは「汗をかきやすくイライラする以外に、どのような変化が起こりますか」と看護師に尋ねた。A さんへの説明で最も適切なのはどれか。

  • 1. 手足が温かくなる。
  • 2. 寝つきが悪くなる。
  • 3. 乏尿になる。
  • 4. 乳房が張る。

<長文問題> 次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。A さん(48 歳、専業主婦)は、夫と 2 人で暮らしている。月経周期が 35〜61 日と不規則となり、外来を受診した。診察時、A さんは「一人娘が結婚して遠方に住み、私の体調不良について話しにくく、つらいです。夫とは以前はよく一緒に出かけましたが、今は仕事で忙しく、私は家にいることが多いです」と話した。

問題108 : A さんは「私はこれからどうしたらよいでしょうか。日常生活の過ごし方を教えてください」と看護師に尋ねた。看護師の対応で最も適切なのはどれか。

  • 1. 「外出は控えてください」
  • 2. 「家事は今までどおり頑張りましょう」
  • 3. 「夫と会話をする機会を増やしましょう」
  • 4. 「娘さんに週に 1 回遊びに来てもらいましょう」

<長文問題> 次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。A さん(35 歳、初産婦)は、夫と 2 人で暮らしている。妊娠 28 週 2 日、妊婦健康診査で胎盤が内子宮口を全部覆っていると指摘された。自覚症状はない。その他の妊娠経過に異常は認められていない。A さんは、身長 155 cm、体重 56 kg(非妊時体重50 kg)である。

問題109 : A さんの観察項目で最も注意するのはどれか

  • 1. 破 水
  • 2. 激しい腹痛
  • 3. 子宮底の上昇
  • 4. 痛みを伴わない性器出血

<長文問題> 次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。A さん(35 歳、初産婦)は、夫と 2 人で暮らしている。妊娠 28 週 2 日、妊婦健康診査で胎盤が内子宮口を全部覆っていると指摘された。自覚症状はない。その他の妊娠経過に異常は認められていない。A さんは、身長 155 cm、体重 56 kg(非妊時体重50 kg)である。

問題110 : その後、A さんの妊娠経過は順調で、妊娠 37 週 0 日の午後 1 時から帝王切開術が予定された。手術前日の対応で最も適切なのはどれか。

  • 1. 浣腸を実施する。
  • 2. 夕食を禁食とする。
  • 3. 輸血の準備を確認する。
  • 4. 下肢に間欠的空気圧迫装置を使用する。

<長文問題> 次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。A さん(35 歳、初産婦)は、夫と 2 人で暮らしている。妊娠 28 週 2 日、妊婦健康診査で胎盤が内子宮口を全部覆っていると指摘された。自覚症状はない。その他の妊娠経過に異常は認められていない。A さんは、身長 155 cm、体重 56 kg(非妊時体重50 kg)である。

問題111 : A さんは、妊娠 37 週 0 日に帝王切開で体重 2,800 g の児を出産した。術後 3 日、A さんは看護師に「どうすることもできなかったのは分かっているのですが、自然なお産をしたかったです。赤ちゃんを産んだ実感がありません」と話した。看護師の対応として最も適切なのはどれか。

  • 1. 精神科の受診を勧める。
  • 2. 妊娠期からの振り返りをする。
  • 3. 次の出産で経腟分娩を試みるよう勧める。
  • 4. 数日前に帝王切開術を受けた褥婦に話をしてもらうよう勧める。

<長文問題> 次の文を読み 112〜114 の問いに答えよ。A さん(20 歳、男性、大学生)は、皆が自分を嫌っていると言い、昨年から大学を休学し、 1 人暮らしのアパートで引きこもるようになった。先週、アパートで夜中に大声で叫ぶ日が続いたため、アパートの管理人から両親へ連絡があった。A さんの両親が A さんの部屋に入ってみると、窓は新聞紙で覆われていた。A さんは「 1 日中誰かに見張られている。あなたは親じゃない」と叫び続けるため、精神科病院に入院した。A さんは、統合失調症 (schizophrenia) と診断され非定型抗精神病薬による治療が開始された。

問題112 : A さんは 5 日目ころから日中は臥床して過ごし、夜間は熟睡するようになった。食事の時間に遅れてくることが多く、看護師の声かけにほとんど反応しない。他の患者との交流もない。この時期の看護師の対応として最も適切なのはどれか

  • 1. 食事摂取の介助をする。
  • 2. 作業療法への参加を促す。
  • 3. 日中の休息時間を維持する。
  • 4. 食事時間を守るよう注意する。

<長文問題> 次の文を読み 112〜114 の問いに答えよ。A さん(20 歳、男性、大学生)は、皆が自分を嫌っていると言い、昨年から大学を休学し、 1 人暮らしのアパートで引きこもるようになった。先週、アパートで夜中に大声で叫ぶ日が続いたため、アパートの管理人から両親へ連絡があった。A さんの両親が A さんの部屋に入ってみると、窓は新聞紙で覆われていた。A さんは「 1 日中誰かに見張られている。あなたは親じゃない」と叫び続けるため、精神科病院に入院した。A さんは、統合失調症 (schizophrenia) と診断され非定型抗精神病薬による治療が開始された。

問題113 : 入院後 1 か月。A さんは体重が 3 kg 増加した。バイタルサインに異常はない。血液検査データは空腹時血糖 200 mg/dL、HbA1c 5.2 %である。入院時の空腹時血糖は 80 mg/dL であった。A さんと両親に特記すべき既往歴はない。A さんにみられる非定型抗精神病薬の副作用(有害事象)で最も考えられるのはどれか。

  • 1. 水中毒 (water intoxication)
  • 2. 拘禁反応
  • 3. 悪性症候群 (malignant syndrome)
  • 4. 耐糖能の異常

<長文問題> 次の文を読み 112〜114 の問いに答えよ。A さん(20 歳、男性、大学生)は、皆が自分を嫌っていると言い、昨年から大学を休学し、 1 人暮らしのアパートで引きこもるようになった。先週、アパートで夜中に大声で叫ぶ日が続いたため、アパートの管理人から両親へ連絡があった。A さんの両親が A さんの部屋に入ってみると、窓は新聞紙で覆われていた。A さんは「 1 日中誰かに見張られている。あなたは親じゃない」と叫び続けるため、精神科病院に入院した。A さんは、統合失調症 (schizophrenia) と診断され非定型抗精神病薬による治療が開始された。

問題114 : 入院後 2 か月。症状も落ち着いてきたため、退院の準備をすることになった。Aさんは看護師に「病気はもう治ったのに、いつまで薬を飲まなければならないのか。薬を飲むと頭がぼんやりする。体力がなくなった気がする」と話した。A さんの退院の準備のために行う支援で優先度が高いのはどれか。

  • 1. 回想法
  • 2. 復学準備
  • 3. 服薬心理教育
  • 4. 筋力トレーニング

<長文問題> 次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。A さん(14 歳、男子、中学生)は、両親と弟( 7 歳)との 4 人で暮らしている。Duchenne〈デュシェンヌ〉型筋ジストロフィー (Duchenne muscular dystrophy) で 2 年前に誤嚥性肺炎 (aspiration pneumonia) を繰り返し、経鼻経管栄養法と在宅酸素療法とを開始した。その後、呼吸障害が進行し、非侵襲的陽圧換気による呼吸管理目的で入院した。A さんは「特別支援学校に戻って友達に会いたい。夜に使うマスクに早く慣れたい」と訴えた。A さんは自宅に戻って訪問看護を利用する予定である。身体障害者手帳(肢体不自由 1 級)が交付されている。

問題115 : A さんと両親への呼吸管理の説明で最も適切なのはどれか

  • 1. 鼻根の皮膚トラブルにはマスクを外す。
  • 2. 機器が故障したときは訪問看護師に連絡する。
  • 3. 機器が過剰送気を示したときは回路の点検をする。
  • 4. 息苦しいときは非侵襲的陽圧換気の設定を変更する。

<長文問題> 次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。A さん(14 歳、男子、中学生)は、両親と弟( 7 歳)との 4 人で暮らしている。Duchenne〈デュシェンヌ〉型筋ジストロフィー (Duchenne muscular dystrophy) で 2 年前に誤嚥性肺炎 (aspiration pneumonia) を繰り返し、経鼻経管栄養法と在宅酸素療法とを開始した。その後、呼吸障害が進行し、非侵襲的陽圧換気による呼吸管理目的で入院した。A さんは「特別支援学校に戻って友達に会いたい。夜に使うマスクに早く慣れたい」と訴えた。A さんは自宅に戻って訪問看護を利用する予定である。身体障害者手帳(肢体不自由 1 級)が交付されている。

問題116 : 退院後 1 週。夜間に落雷による停電が起こった。A さんの父親から「まだ停電は続いていますが人工呼吸器は動いています。私は今から何をすればいいでしょうか」と慌てた様子で訪問看護師に電話があった。この時点の訪問看護師の対応で最も適切なのはどれか。

  • 1. 「救急車で病院に行きましょう」
  • 2. 「主治医に連絡をとりましょう」
  • 3. 「用手換気に切り替えましょう」
  • 4. 「主電源を外部バッテリーに切り替えましょう」

<長文問題> 次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。A さん(14 歳、男子、中学生)は、両親と弟( 7 歳)との 4 人で暮らしている。Duchenne〈デュシェンヌ〉型筋ジストロフィー (Duchenne muscular dystrophy) で 2 年前に誤嚥性肺炎 (aspiration pneumonia) を繰り返し、経鼻経管栄養法と在宅酸素療法とを開始した。その後、呼吸障害が進行し、非侵襲的陽圧換気による呼吸管理目的で入院した。A さんは「特別支援学校に戻って友達に会いたい。夜に使うマスクに早く慣れたい」と訴えた。A さんは自宅に戻って訪問看護を利用する予定である。身体障害者手帳(肢体不自由 1 級)が交付されている。

問題117 : 退院後 6 か月。A さんは特別支援学校に通学している。弟の小学校でインフルエンザが例年より早い時期から流行し始めた。弟はインフルエンザの予防接種を受けていた。A さんの母親は「A にインフルエンザがうつらないか心配です」と訪問看護師に話した。母親への訪問看護師の助言として最も適切なのはどれか。

  • 1. 「A さんを隔離しましょう」
  • 2. 「ショートステイを利用してみましょう」
  • 3. 「予防接種について主治医に相談してみましょう」
  • 4. 「弟さんは予防接種を受けているので A さんにはうつりませんよ」

<長文問題> 次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。山間部の地域で、 1 時間雨量 80 mm 以上の降雨で土石流が発生し、地域の住民は市民体育館に避難した。避難所には近くの医療機関から医師と看護師とが派遣された。

問題118 : 発災直後の避難所で対応する看護師の行動で最も適切なのはどれか

  • 1. ボランティアを手配する。
  • 2. 災害給付金の説明をする。
  • 3. 心のケアに時間をかける。
  • 4. 重症度に応じて診療の優先順位をつける。

<長文問題> 次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。山間部の地域で、 1 時間雨量 80 mm 以上の降雨で土石流が発生し、地域の住民は市民体育館に避難した。避難所には近くの医療機関から医師と看護師とが派遣された。

問題119 : 土石流で家を失った被災者は市民体育館から仮設住宅へ移動した。仮設住宅には1 人暮らしの世帯が多い。看護師が仮設住宅の巡回訪問を行うことになった。災害の慢性期(復興期)の看護師の巡回訪問の主な目的として適切でないのはどれか。

  • 1. 感染症を予防する。
  • 2. 救援物資を届ける。
  • 3. 室内の安全性を確認する。
  • 4. 生活習慣病の重症化を予防する。

<長文問題> 次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。山間部の地域で、 1 時間雨量 80 mm 以上の降雨で土石流が発生し、地域の住民は市民体育館に避難した。避難所には近くの医療機関から医師と看護師とが派遣された。

問題120 : 看護師の A さんは、土石流の発生直後から被災地に 1 か月派遣された。その後、病院に戻り 3 か月が経過した。A さんは勤務中に表情が乏しく考え込む様子がみられた。A さんへの看護管理者の対応として最も適切なのはどれか。

  • 1. 忙しい部署に異動させる。
  • 2. 仕事に専念するよう伝える。
  • 3. すぐに忘れるものだと励ます。
  • 4. 体験を語ることができる場を設ける。