2015年(第104回) 看護師国家試験 午後

問題61 : Parkinson〈パーキンソン〉病 (Parkinson’s disease) の症状について正しいのはどれか。

  • 1. 満月様顔貌になる。
  • 2. 腕を振らずに歩く。
  • 3. 後ろに反り返って歩く。
  • 4. 頭を左右に大きく振る。

問題62 : A 君( 5 歳、男児)は、先天性水頭症 (congenital hydrocephalus) で脳室-腹腔〈V-P〉シャントが挿入されている。定期受診の際、看護師が確認する項目で優先度が高いのはどれか。

  • 1. 頭囲
  • 2. 聴力
  • 3. 微細運動
  • 4. 便秘の有無

問題63 : 二分脊椎 (spina bifida) の子どもに特徴的な症状はどれか。

  • 1. 排泄障害
  • 2. 体重増加不良
  • 3. 言語発達の遅延
  • 4. 上半身の運動障害

問題64 : セクシュアリティの意義と関連する事項の組合せで正しいのはどれか。

  • 1. 生殖性の性 ――――ジェンダー
  • 2. 性別としての性 ――――常染色体
  • 3. 連帯性としての性 ――――種の保存
  • 4. 性役割としての性 ――――社会的規範

問題65 : 正常な月経周期に伴う変化で正しいのはどれか。

  • 1. 排卵期には頸管粘液が増量する。
  • 2. 月経の直後は浮腫が生じやすい。
  • 3. 黄体から黄体形成ホルモン〈LH〉が分泌される。
  • 4. 基礎体温は月経終了後から徐々に上昇して高温相になる。

問題66 : A さん(38 歳、女性、パート勤務)は、腹痛のため、姉に付き添われて救急外来を受診した。診察時、身体には殴られてできたとみられる複数の打撲痕が確認された。腹痛の原因は夫から蹴られたことであった。A さんは「家に帰るのが怖い。姉には夫の暴力について話したくない」と泣いている。外来での看護師の対応で適切なのはどれか。

  • 1. 打撲痕を姉に見てもらう。
  • 2. 配偶者暴力相談支援センターに通報する。
  • 3. 暴力を受けたときの状況を具体的に話すことを求める。
  • 4. A さんが日頃から夫を怒らせるようなことがなかったか聞く。

問題67 : プロセスレコードについて正しいのはどれか。

  • 1. 看護過程の 1 つの段階である。
  • 2. 患者と家族間の言動を記述する。
  • 3. 看護師の対人関係技術の向上に活用する。
  • 4. 患者の精神症状をアセスメントする方法である。

問題68 : 集団精神療法の効果が最も期待できるのはどれか。

  • 1. 過眠症
  • 2. 躁状態
  • 3. 薬物依存症
  • 4. 小児自閉症

問題69 : A さん(80 歳、女性)は、 1 人で暮らしている。内科と整形外科とを受診しているが、 2 週前から内服薬の飲み間違いがあり、主治医から訪問看護師に服薬管理の依頼があった。A さんがセルフケアを維持して内服するための訪問看護師の服薬管理の支援で最も適切なのはどれか。

  • 1. 内服薬は薬局から訪問看護師が受け取る。
  • 2. 自宅での内服薬の保管場所を分散する。
  • 3. 内服指導を診療科ごとに依頼する。
  • 4. 内服薬を 1 回分ごとにまとめる。

問題70 : A さん(70 歳、男性)は、 1 人で暮らしている。慢性閉塞性肺疾患 (chronic obstructive pulmonary disease) のため 1 週前から在宅酸素療法(0.5 L/分、24 時間持続)が開始された。A さんは階段の昇降時に息切れがみられる。自宅での入浴の方法に関する訪問看護師の説明で最も適切なのはどれか。

  • 1. 脱衣は看護師が全介助する。
  • 2. 浴槽に入ることは禁止する。
  • 3. 身体を洗うときはシャワーチェアを使う。
  • 4. 入浴中は携帯用酸素ボンベを利用できない。

問題71 : A さん(60 歳、男性)は、 1 年前に膵癌 (pancreatic cancer) と診断されて自宅で療養中である。疼痛管理はレスキューとして追加注入ができるシリンジポンプを使用し、オピオイドを持続的に皮下注射している。訪問看護師の A さんへの疼痛管理の指導で適切なのはどれか。

  • 1. シリンジの交換は A さんが実施する。
  • 2. 疼痛がないときには持続的な注入をやめてもよい。
  • 3. レスキューとしてのオピオイドの追加注入は A さんが行う。
  • 4. レスキューとして用いるオピオイドの 1 回量に制限はない。

問題72 : 医療における安全管理のシステム設計の原則で正しいのはどれか。

  • 1. 個人の反省を促す。
  • 2. 人の記憶力を重視する。
  • 3. 作業のプロセスを標準化する。
  • 4. いくつかの業務を同時に実施する。

問題73 : A さん(79 歳、女性)は、癌の化学療法を受けていたが、脳出血 (cerebral hemorrhage) を起こし意識不明の状態になった。A さんの家族は回復する見込みはないと医師から説明を受けた。家族は A さんの延命を望んでおり、医師と今後の治療方針を決定する前に看護師に相談した。A さんの家族への対応で最も適切なのはどれか。

  • 1. 医師に方針を決めてもらうよう伝える。
  • 2. 病院の倫理委員会に判断を依頼するよう伝える。
  • 3. A さんのアドバンスディレクティブ〈事前指示〉を確認するよう伝える。
  • 4. 経管栄養法を開始することで A さんの身体の状態は維持できると伝える。

問題74 : 災害急性期における精神障害者への看護師の対応で最も適切なのはどれか。

  • 1. 名札の着用を指示する。
  • 2. 災害の状況については説明しない。
  • 3. 不眠が続いても一時的な変化と判断する。
  • 4. 服薬している薬剤を中断しないように支援する。

問題75 : 災害発生後、避難先の体育館で生活を始めた高齢者への対応で最も適切なのはどれか。

  • 1. トイレに近い場所を確保する。
  • 2. 持参薬を回収して被災者に分ける。
  • 3. 区画された範囲内で過ごすよう促す。
  • 4. 私語を控えて館内の静穏が保てるように指導する。