2016年(第105回) 看護師国家試験 午前

問題32 : 医療保険について正しいのはどれか。

  • 1. 医療給付には一部負担がある。
  • 2. 高額療養費の受給には年齢制限がある。
  • 3. 市町村国民健康保険は職域保険の1つである。
  • 4. 後期高齢者医療における公費負担は8割である。

問題33 : 日本の平成23年度(2011年度)の国民医療費について正しいのはどれか。

  • 1. 総額は約25 兆円である。
  • 2. 財源の約半分は保険料である。
  • 3. 国民所得に対する比率は5%台である。
  • 4. 人口1人当たりでは65歳以上が65歳未満の約2倍である。

問題34 : 地域子育て支援センターの整備を掲げたのはどれか。

  • 1. 児童福祉法
  • 2. 新エンゼルプラン
  • 3. 次世代育成支援対策推進法
  • 4. 児童虐待の防止等に関する法律

問題35 : 学校保健について正しいのはどれか。

  • 1. 学校医は健康相談を実施する。
  • 2. 校長は学校医を置くことができる。
  • 3. 教育委員会は小学校入学1年前の児童に対して健康診断を実施する。
  • 4. 学校医は感染症に罹患した児童生徒の出席を停止させることができる。

問題36 : 高齢者が趣味の絵画を地区の展覧会に発表したいという欲求はどれか。

  • 1. 自尊の欲求
  • 2. 所属の欲求
  • 3. 安全の欲求
  • 4. 生理的欲求

問題37 : 根拠に基づいた看護<EBN>で最も適切なのはどれか。

  • 1. 患者の好みは参考にしない。
  • 2. 先輩看護師の行動を模倣する。
  • 3. 研究論文の有用性を検討する。
  • 4. 既存の看護業務基準を遵守する。

問題38 : 患者の状態と看護師のコミュニケーションの方法との組合せで正しいのはどれか。

  • 1. 構音障害 ―――― 発音を促す
  • 2. 聴力障害 ―――― 後方から声をかける
  • 3. 認知症(dementia) ――― 患者のペースに合わせて話す
  • 4. 失語 ―――― 言葉の誤りを繰り返し訂正する

問題39 : フィジカルアセスメントにおいて触診で判断するのはどれか。

  • 1. 腱反射の有無
  • 2. 瞬目反射の有無
  • 3. 腸蠕動運動の有無
  • 4. リンパ節の腫脹の有無

問題40 : 針刺し事故対策で最も適切なのはどれか。

  • 1. 針刺し部位を消毒液に浸す。
  • 2. 注射針のリキャップを習慣化する。
  • 3. 事故の当事者を対象にした研修を行う。
  • 4. 使用済みの針は専用容器に廃棄することを徹底する。

問題41 : 片麻痺のある患者の歩行介助で正しいのはどれか。

  • 1. 患者の患側に立つ。
  • 2. 靴底は摩擦が少ないものを準備する。
  • 3. 杖を使用する場合は杖を持つ側で介助する。
  • 4. 階段を昇る場合は患側下肢から昇るように指導する。

問題42 : 冷罨法の目的はどれか。

  • 1. 腸蠕動の促進
  • 2. 筋緊張の除去
  • 3. 機能訓練の前処置
  • 4. 局所の炎症の抑制

問題43 : 胃洗浄を行うときの体位で最も適切なのはどれか。

  • 1. 仰臥位
  • 2. 腹臥位
  • 3. 左側臥位
  • 4. 右側臥位

問題44 : Aさん(59歳、男性)は、糖尿病(diabetes mellitus)で内服治療中、血糖コントロールの悪化を契機に膵癌(pancreatic cancer)と診断され手術予定である。HbA1c 7.0 % のため、手術の7日前に入院し、食事療法、内服薬およびインスリンの皮下注射で血糖をコントロールしている。Aさんは、空腹感とインスリンを使うことの不安とで、怒りやすくなっている。Aさんに対する説明で適切なのはどれか。

  • 1. 「手術によって糖尿病(diabetes mellitus)は軽快します」
  • 2. 「術後はインスリンを使用しません」
  • 3. 「少量であれば間食をしても大丈夫です」
  • 4. 「血糖のコントロールは術後の合併症を予防するために必要です」

問題45 : 冠動脈バイパス術<CABG>後5時間が経過したとき、心囊ドレーンからの排液が減少し、血圧低下と脈圧の狭小化とがあり、「息苦しい」と患者が訴えた。最も考えられるのはどれか。

  • 1. 肺梗塞(pulmonary infarction)
  • 2. 不整脈(arrhythmia)
  • 3. 心筋虚血
  • 4. 心タンポナーデ

問題46 : Aさん(48歳、男性)は、直腸癌(rectal cancer)のため全身麻酔下で手術中、出血量が多く輸血が行われていたところ、41 ℃に体温が上昇し、頻脈となり、血圧が低下した。麻酔科医は下顎から頸部の筋肉の硬直を確認した。既往歴に特記すべきことはない。この状況の原因として考えられるのはどれか。

  • 1. アナフィラキシー
  • 2. 悪性高熱症(malignant hyperthermia)
  • 3. 菌血症(bacteremia)
  • 4. 貧血