2017年(第106回) 看護師国家試験 午前

問題61 : Aさん(16歳、女子)。身長160cm、体重40kg。1年で体重が12kg減少した。Aさんは6か月前から月経がみられないため婦人科クリニックを受診し、体重減少性無月経と診断された。今後、Aさんの無月経が長期間続いた場合、増加することが予想されるのはどれか。

  • 1. 血糖値
  • 2. 骨吸収
  • 3. 体脂肪率
  • 4. エストロゲン

問題62 : 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(DV防止法)で正しいのはどれか。

  • 1. 婚姻の届出をしていない場合は保護の対象とはならない。
  • 2. 暴力を受けている者を発見した者は保健所へ通報する。
  • 3. 暴力には心身に有害な影響を及ぼす言葉が含まれる。
  • 4. 母子健康センターは被害者の保護をする。

問題63 : 妊婦の感染症と児への影響の組合せで正しいのはどれか。

  • 1. 風疹----白内障
  • 2. 性器ヘルペス---聴力障害
  • 3. トキソプラズマ症----先天性心疾患
  • 4. 性器クラミジア感染症----小頭症

問題64 : Aさん(68歳、女性)は、胃癌のため入院した。入院初日に「夫も癌になって、亡くなる前に痛みで苦しんでいました。私も痛みが怖いんです」と言った。看護師は、Aさんが夫のように苦しむことへの恐怖や不安があることが分かり、Aさんとともに対処法について考えた。この時点での患者-看護師関係の段階はどれか。

  • 1. 方向付け
  • 2. 同一化
  • 3. 開拓利用
  • 4. 問題解決

問題65 : 訪問看護の利用者に関する訪問看護と病院の外来看護の連携で適切なのはどれか。

  • 1. 訪問看護報告書は外来看護師に提出する。
  • 2. 利用者の個人情報の相互共有に利用者の承諾書は不要である。
  • 3. 利用者が使用している医療材料の情報を外来看護師と共有する。
  • 4. 訪問看護師から外来看護師に利用者の外来診察の予約を依頼する。

問題66 : Aさん(42歳、女性)は、交通事故による脊髄損傷で入院し、リハビリテーションを受けた。Aさんの排泄の状況は、間欠的導尿による排尿と、坐薬による3日に1回の排便である。同居する夫と実母が導尿の指導を受け、退院することになった。初回の訪問看護は退院後3日目とし、その後は訪問看護を週2回受けることになった。入院していた医療機関から提供された患者情報のうち、初回訪問のケア計画を立案するのに最も優先度の高い情報はどれか。

  • 1. 食事の摂取量
  • 2. 1日の導尿回数
  • 3. 最終排便の日時
  • 4. リハビリテーションの内容

問題67 : A君(6歳、男児)は、父母と姉との4人で暮らしている。3歳児健康診査で運動機能の発達の遅延を指摘され、5歳のときにDuchenne(デュシェンヌ)型筋ジストロフィーの確定診断を受けた。現在は、床からの立ち上がり動作に介助が必要である。見守りが必要ではあるが、室内の歩行は自立している。在宅支援サービスは利用していない。A君の外来受診時に母親から「最近、Aの世話をしていると、8歳の姉が私にしがみついて離れないので困ります」と看護師に相談があった。このときの看護師の対応で最も優先されるのはどれか。

  • 1. 姉の小学校の養護教諭に家庭訪問を依頼する。
  • 2. 姉にA君の歩行の見守りをさせるよう勧める。
  • 3. 短期入所を利用して父母と姉とで旅行するよう勧める。
  • 4. 居宅介護を利用して母が姉と関わる時間を確保することを提案する。

問題68 : 在宅で訪問看護師が行う要介護者の入浴に関する援助で適切なのはどれか。

  • 1. 入浴前後に水分摂取を促す。
  • 2. 浴室の換気は入浴直前に行う。
  • 3. 浴槽に入っている間に更衣の準備をする。
  • 4. 入浴前の身体状態の観察を家族に依頼する。

問題69 : Aさん(65歳、女性)は、夫と実父との3人暮らしである。脊柱管狭窄症の術後、地域包括ケア病棟に入院中である。退院後は自宅に戻り室内で車椅子を利用する予定である。Aさんの障害高齢者の日常生活自立度判定基準はB-1である。看護師による家族への指導で最も適切なのはどれか。

  • 1. 家族の生活習慣を中心に屋内環境を整備する。
  • 2. 夜間の車椅子によるトイレへの移動は制限する。
  • 3. 退院後の生活の課題に応じて福祉用具を選定する。
  • 4. ベッドから車椅子への移動介助にリフトの導入を勧める。

問題70 : 特定行為に係る看護師の研修制度に関して正しいのはどれか。

  • 1. 特定行為は診療の補助行為である。
  • 2. 研修は都道府県知事が指定する研修機関で実施する。
  • 3. 研修を受けるには10年以上の実務経験が必要である。
  • 4. 看護師等の人材確保の促進に関する法律に定められている。

問題71 : ある組織では、リーダーの支援の下でグループ討議を経て方針を決定している。このリーダーシップスタイルはどれか。

  • 1. 委任的リーダーシップ
  • 2. 参加的リーダーシップ
  • 3. 教示的リーダーシップ
  • 4. カリスマ的リーダーシップ

問題72 : Aさん(32歳、女性)は小児専門の病院に勤務していたが、国際保健医療協力プログラムで中央アフリカ地域の州事務所に母子保健担当の看護師として派遣された。この地域は長く紛争が続き、母子の健康状態が不良と聞いた。Aさんが現地で最初に行う業務はどれか。

  • 1. 経口補水液の配布
  • 2. 乳幼児の栄養状態の把握
  • 3. 女性の識字率向上の支援
  • 4. 病院における母子看護業務の把握

問題73 : 最も順応しにくいのはどれか。

  • 1. 視覚
  • 2. 嗅覚
  • 3. 味覚
  • 4. 触覚
  • 5. 痛覚

問題74 : 起立性低血圧について正しいのはどれか。

  • 1. 脱水との関連はない。
  • 2. 高齢者には起こりにくい。
  • 3. 塩分の過剰摂取によって起こる。
  • 4. 脳血流の一時的な増加によって生じる。
  • 5. 自律神経障害を起こす疾患で生じやすい。

問題75 : 平成26年(2014年)の人口動態統計における妻の平均初婚年齢はどれか。

  • 1. 23.4歳
  • 2. 25.4歳
  • 3. 27.4歳
  • 4. 29.4歳
  • 5. 31.4歳