かんごシカの実習レポート

情報収集や患者さんとのコミュニケーション方法など実習で成功するヒケツを教えます!

第18回

< テーマ >一人ひとりに合った看護 ~ベッドの位置もひとそれぞれ~

骨折の患者さん。病室でもリハビリを取り入れてみたけれど……

今回は大腿骨頸部骨折で人工骨頭置換術を受けた患者さんを受け持っているの。リハビリ室でベッドから降りる練習しているから、病室でも続けたほうがいいと思って、看護計画書に「病室のベッドから降りるときもリハビリで教わった方法を取り入れる」って書いたんだけど……「患者さんの退院後の生活は今と同じなの?個別性をふまえて方法を工夫した方がいいわ。患者さんの普段の様子も聞いたらいいかもね」って指導者さんに言われちゃった。
それから患者さんに普段の生活を詳しく聞いてみたの。「自宅ではベッドが壁にくっついていて、病院のベッドと降りる方向が逆なの」って……。今まで、普段の生活とは逆の方向で練習してたの!退院後の生活のことを考えたら、自宅と同じ状況にした方が患者さんには役に立つのね。

さっそく看護計画を変更して、作業療法士さんともお話したわ。翌日、病室のベッドの位置を変えて、自宅での状況と同じにしたの。患者さんの普段の生活を知ったら、看護の内容や方法がガラリと変わったわ!同じ実習メンバーのAちゃんも同じ状態の患者さんを受け持っているけど、援助方法が全然違っていたよ!!


【成功のヒケツはココだった!】

同じ疾患であっても、患者さんによって看護の内容や方法は変わってきます。患者さんの生活背景や身体の状態をふまえて、援助の内容や方法を個人に合わせることが個別性をふまえた看護です。教科書に書いてある看護過程のポイントは、どの患者さんにも当てはまるように表現されており、そこに個別性は表れていません(例:安楽な体位保持をする、リハビリを行う、日常生活指導をする など)。教科書なので、個別性を表すことができません。実習は実際に色々な患者さんに対して看護を行います。患者さんの生活背景や身体の状態をよく見聞きして、個別性をふまえた具体的な看護計画を立ててあげてくださいね。

一人ひとりに合った看護におけるポイント

同じ疾患であっても、患者さんの生活はそれぞれ違います。
看護の個別性を心掛けて下さい。

内容提供: 看護師 実習レポート