かんごシカの実習レポート

情報収集や患者さんとのコミュニケーション方法など実習で成功するヒケツを教えます!

第22回

< テーマ >カンファレンス ~自分の担当だけが患者さんじゃない!~

情報交換で良いカンファレンスを

今私が担当しているのは、転移がんで倦怠感があって、思うように体が動かない患者さん。起き上がるのも難しくて、上体を30度起こすのがやっと。食事は面会に来た奥さんが手伝っているの。「できる限り妻の世話にならずに、自分でできることは自分でしたい。何とか自分で食べたい」って患者さんがおっしゃるから何とかしてあげたいって思ったわ。だから食事の方法について何か良い方法はないか、その日のカンファレンスのテーマに取り上げてもらうことにしたの。簡単に患者さんの紹介をして何かアドバイスをお願いしますって求めたんだけど、みんなからは患者さんの状態についての質問が多くて、食事の方法についての意見は何も出なかったの……。

指導者さんからは「皆さん自分の患者さん以外にも、グループメンバーの患者さんの援助に入ったり、コミュニケーションをとってみたりしていますか? お互いの患者さんについて情報を共有していますか?」ってコメントをいただいたわ。私たち、自分の患者さんのことしか看ていなくて、メンバーがどんな患者さんを受け持っているのか、その患者さんはどのような状態なのかをちゃんと気にしていなかった! 患者さんのことがわからないのに、意見を求めてもアイデアは出てこないし、良いカンファレンスにはならないよね。ちなみに、私の担当患者さんの「自分で食べたい」という願いは、自助食器を使うようになったことで少し良くなったの!


【成功のヒケツはココだった!】

カンファレンスは、学びを共有して看護への理解を深めたり、援助の方法について意見を交換してよい援助につなげたりする場です。それぞれの患者さんの症例から学びを深めたり、援助方法を検討したりするときは、カンファレンスに参加するメンバーも、その患者さんの生活の様子や体の状態を事前に知っている必要があります。日ごろから、お互いの患者さんについての情報を交換したり、援助に一緒に入って患者さんとコミュニケーションをとってみたりして、メンバーの患者さんのことも知っておきましょう。そうすれば、援助方法について意見を求められても具体的で患者さんの状態に合わせた方法を述べることができますし、他のメンバーの学びを聞いても、自分の学びとして考えることができます

患者理解におけるポイント

自分の担当の患者さんだけではなく
色んな患者さんのことを知ることで
援助の幅が広がります!

内容提供: 看護師 実習レポート